ワークについて

ワーク(The Work)とは?

バイロン・ケイティのワークとは、怒りや恐怖心、うつ病や依存症などの原因となる考えを見極め質問することにより、自分の意識に平和を取り戻す方法です。

ステップ1:今現在、自分の感じている恐怖心や心配事や怒りについて思いを巡らせてみてください。今、何についてストレスを感じていますか?もし、何かについて恐怖心を感じているなら、何が、または誰が原因でそのストレスを感じているのか見極めてください。また、ストレスを感じた瞬間の場所と時間も考えてみてください。特定の場所と時間を見極めることも大切です。例えば、昨晩自分の部屋でメールをチェックしていたときにストレスを感じた、など、できるだけ詳しい状況を思い出してください。

ステップ2:ジャッジメント・ワークシートにストレスを書き出します。ワークシートには、6つの質問が載っています。それらの質問1つ1つにじっくりと時間をかけて、丁寧に回答してください。ワークシートは、ストレスを感じた瞬間のストーリーを書き出す場所です。

一旦、ワークシートが完了したら、ワークシートに書き出した自分の考え(感情・ストーリー)1つ1つについて4つの質問をします。回答する際、ストレスを感じた状況を頭に思い浮かべて、答えを無理に探したり、作り上げたりするのではなく、自然と答えが自分の中に生まれてくるのを待ってください。そのプロセスはあくまでゆっくりと、瞑想しながら答えていきます。

「その考えは本当ですか?」
「その考えが本当であると、絶対に言い切れますか?」
「そう考える時、あなたはどうのように反応しますか?」
「その考えがなければ、あなたはどうなりますか?」

4つの質問に回答したら、その考えを3通りに置き換えます。たとえば、「彼は私を理解するべきだ」という自分の考えに対してワークをしている場合、それを3通りに置き換えます。そして、1つ1つの置き換えに対して3つの真実味のある具体例を見つけていきます。例は、3つとは限らず4つでも6つでも見つかるだけ例を挙げてみてください。

the_work_ocean自分に置き換える:「私は私を理解するべきだ」

最初は「え?自分を自分で理解するってどういうこと?」と思う方も多いと思います。 元の文章は「彼は私を理解するべきだ」です。そう思っているときに、なぜ私は私を理解するべきなのでしょうか?その状況に自分を置いて考えてみると、「私は私を理解するべきだ」と思える部分があるかもしれません。必ずしも事実に基づいた例でなくてもいいのです。たとえば、私は彼に私を理解してもらいたい、 と思ったら、まず最初に自分が彼に何を理解してもらいたいのか、自分の欲求を理解する必要があるかもしれません。これは、私にとって1つの例となります。

相手に置き換える「私は彼を理解するべきだ」

元の文章の「彼は私を理解するべきだ」と思った時の状況を再び頭の中に描いてみます。なぜその状況の時に、彼ではなく「私が彼を理解するべきだ」なのでしょうか?じっくりと瞑想し回答が自分の中に現れてくるのを待ちます。もしかしたら、私が彼を理解することにより、なぜ彼が私を理解できないのか判るかもしれません。そしたら、彼に対する怒りが消えていくかもしれません。

反対の意味に置き換える「彼は私を理解するべきではない」

再度、ストレスを感じた状況を思い浮かべます。なぜ、その瞬間に彼は私を理解するべきではないのでしょうか?もしかしたら、私は一体何を彼に理解してもらいたかったのか、自分自身でもはっきりと判っていなかったかもしれません。そしたら、彼は私を理解することは不可能なことです。

以上が、簡単なワークの仕方です。詳しいワークの仕方は、このリンクをご覧ください。

ワークに関する誤解:

「自分の考え方を変えなくてはならないので、ワークはあまり好きではありません」、「自分が悪かったと認めさせられるようで、ワークを好きになれません」というお話しを耳にします。ワークは、自分の考えを変えたり、ストレスを取り除くためのものではありません。自分の考えを変えたり、取り除くことは不可能です。自分の考えが変わるのは、ストレスの原因の事実に気が付いたからです。考えが変わるのは、あくまでも「気づき」に付随する副産物なのです。自分で考えを変えようとしたり、取り除こうとしてもそれは無駄な努力です。誰も考えを止めることはできませんし、取り除くこともできません。それは、バイロン・ケイティが再三に亘り教えていることです。

ワークは、自分が何を信じているのかを気づかせてくれるツールです。考えそのものがストレスなのではなく、その考えを『信じる』からストレスを感じるのです。一旦、ストレスの原因の事実を見極めたら、ストレスは自分の中で力を失っていきます。例えば、誰かに「あなたは本だ」と言われたとします。人から「本だ」と言われて傷つきますか?自分のことを『本』だと信じることができますか?自分を『本』だと信じていないと、人から「あなたは本だ」と言われても、痛くも痒くもないのではないでしょうか?

他によくある誤解に、ワークを終えた時には怒りが幸せに変わっていなくてはならない、と思われる方が多数いらっしゃいます。しかし、ワークは、ネガティブな考えをポジティブな考えに変えるツールではありません。

もちろん、自分の頭の中に浮かぶ考えやストーリーを信じていたことがストレスや怒りの原因なのだと気が付くと、自然と自分のものの見方が変わっていきます。相手に対する態度なども変わっていきます。ワークを続けていくと、気持ちが軽くなり、安定した気分になり、敵対視していた人をそう見なくなったりと自分の中でいろいろな変化が起こります。しかし、このような結果はあくまでも副産物であり、直接的な結果ではありません。私たちに必要とされていることは、ただ気づくこと。ただそれだけでいいのです。自分の中で強制的にポジティブな考えを探さないでください。ただ何を信じていたかに気づくだけで、後は様々なことが自分の中で独りでに展開していきます。

このとてもシンプルかつパワフルなツールを自分の生活に取り入れてみませんか?一緒に、人生の素晴らしさを再発見していきませんか?興味のある方は、メールでお問い合わせください。お待ちしております。