「自分らしさ」とは何なのか、考えたことがありますか?
- 忙しい日常生活に追いやられ「自分らしさ」を考える暇などない。
- 自分らしく生きたいけれど周りの環境が許さない。
- 自分らしく生きるということは、わがままに生きるということ。
- 自分らしく生きるということに自信がない。
- 自分らしく生きたいが、人に嫌われるのが怖い。
- 自分らしさ、って何なのかわからない。
このような考えが浮かんできませんか?
日常生活の中で、「自分らしさ」を失う瞬間や「自分らしく」いられないときがよくあると思います。
例えば:
- 会社の上司が苦手だけど、毎日作り笑顔で接しなければならない。
- うまくやっている同僚と自分を比べてしまい、落ち込む。
- 付き合いを断りたいけれど、相手に嫌われるのが怖くて断ることができない。
- 友人から仲間はずれにされるのが怖くてお世辞ばかり使っている自分に疲れを感じる。
- 相手を傷つけてしまったかもしれないと自分を責める。
- 相手の気持ちを考えると本心を言えない。
- 自分に自信が持てない。
私にとっての「自分らしさ」とは、自分の弱さも受け入れて、それを正直に表現すること、人が自分をどう思うかに焦点をおくのではなく、自分が何を求めているのかに真っ向から向き合い、それを正直に表現していくことが自分らしく生きることのような気がしています。言うことは簡単。でも実際に自分の弱さを受け入れ、それを正直に表現することってとても難しいことだと思います。
私もワークする前は、人から断られること、無視されること、反対されることに異常なほどに恐怖を感じていました。自分にとって「拒絶」を意味していました。人に受け入れてもらえなかった、断られた、と信じると、相手を頭の中で攻撃し、やがては自分を嫌うようになりました。人に断られることに恐怖心を感じると知られたくなく、恐怖に感じている自分を隠すようになりました。そして、傷ついているにも関わらず、笑ってみたり。自分をネタに冗談を言って、相手に自分は大丈夫だとアピールしてみたり。そんなことの繰り返しで、私は、「私らしく」生きることを忘れていったように思います。
怒りや恐怖心の下に隠れている自分を見極めることを可能にしてくれたのが、ワークでした。「自分らしく」生きることは、決してわがままなことではなく、むしろ周りの人たちにとっても優しい行動なのだということを学びました。
自分の「弱さ」に正面から向き合い、大切にするようにしています。自分の性格で嫌だと思う部分を取り除こうと苦しむのではなく、大切にして受け入れてあげる、それが自分らしく生きる第一歩のような気がしています。